犬のペット保険の補償内容 補償の種類と注意したい免責金額

犬のペット保険の補償内容 補償の種類と注意したい免責金額
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1)基本的な補償の種類

犬のペット保険の補償には2つ種類が有ります。
入院・通院・手術全てを補償する「フルカバータイプ」の保険と、通院のみや入院のみなど補償が限定されている「補償限定タイプ」の保険が有ります。
さらに、そこから「定率補償(日額補償)」「実額補償」に分かれます。

定率補償(日額補償)

定率補償は、実際にかかった治療費の一定率の保険金を受け取れるタイプの補償です。
50%・70%が一般的でその他に80%・90%・100%と各社料率が違います。ほとんどの場合自己負担が発生する他、支払額にも上限が定められていますが、保険料は控えめです。
料率が高いものほど受け取れる保険金が多くなり、比例して保険料も高くなります。

実額補償

実額補償は、実際にかかった治療費を補償してくれるタイプの補償です。
ただし、限度額が定められているため、その限度額内での保険金支払いとなります。
定率補償タイプよりも治療費支払いを軽減できる一方で、保険料が比較的高くなりやすいというデメリットもあります。

具体的には以下のような組み合わせなっています。

① フルカバータイプ・定率補償

商品例)
・アニコム損保(ペット保険ふぁみりぃ)
・アイペット(うちの子)
・ペットメディカルサポート(PS保険)
・FPC(フリーペット保険)
など

② フルカバータイプ・実額補償

商品例)
・アクサダイレクト(いぬのきもち保険)
・au損保(通院ありタイプ)
・ペット&ファミリー(げんきナンバーわん、げんきナンバーわんSlim)
・ガーデン少額短期(いぬとねこの保険 プラチナ・ゴールド)
など

③ 限定補償・定率補償

商品例)
・日本アニマル倶楽部(ブループランⅡ、ホワイトプランⅡ)
など

④ 限定補償・実額補償

商品例)
・アイペット(うちの子ライト)
・au損保(通院なしタイプ)
・ペッツベスト(アクシデントプラン)
・ガーデン少額短期(パールプラン)
・もっとぎゅっと(あんしんペット)
など

2)注意すべき補償 免責金額について

人間の保険ではおなじみですが、ペット保険にも免責というものがあります。
補償の対象となる事故(病気・ケガ)が起きた際に、契約者が自己負担しなければならない金額を指します。
ペット保険会社は、事故による損害の額(病気ケガの治療費)から免責金額を差引いて保険金を支払う形になります。
免責が設定されているペット保険は、ペット保険会社のリスクが軽減されているため、保険料が安めに設定されています。
また保険会社により、「1回の事故(傷病)の完治するまで治療全体に対して免責金額が設定されている場合」と、「1回の治療に対して免責金額が設定されている場合」があるので各社にお問い合わせください。
免責がある場合、少額になりがちな通院は支払い対象にならない可能性が高いと言えます。

免責の設定がある商品例)
ペッツベスト(ファーストプラン、ベーシックプラン、アクシデントプラン)
ペット&ファミリー (げんきナンバーわんSlim)
もっとぎゅっと(あんしんペット保険)
アイペット(うちの子ライト)

など

■補償内容まとめ
・基本的な補償の種類を把握する。フルカバータイプ、補償限定タイプがあり、そこから「定率補償(日額補償)」・「実額補償」との組み合わせから4タイプあります。
・免責金額が設定されている保険は保険料が安いが、少額になりがちな通院は支払い対象にならない可能性が高いと言えます。

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