犬のペット保険の選び方・比較方法 おさえておきたい4つのポイント

犬のペット保険の選び方・比較方法 おさえておきたい4つのポイント
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犬のペット保険は保険会社が13社もあり商品が多く、どれを選んだら良いか悩んでしまう事もあるでしょう。加入条件・加入方法は各社違いがあることを踏まえ、1)〜3)の内容は最低でも考慮し加入を検討しましょう。

1)加入最終年齢は充分か

加入最終年齢が終身かどうかの確認が必要です。終身補償のペット保険が多くなっていますが、中には終身でない保険もあります。20歳を超えて長生きする犬もいますので、万が一を考え、できれば終身補償をお勧めします。また飼育犬種の平均寿命も併せて把握しておくとよいでしょう。

2)飼育している犬種がなりやすい病気・ケガを把握し、補償対象か確認する

犬は、犬種ごとに体型が大きく違うため、かかりやすい病気・ケガが異なります。例えば、トイプードルであれば膝蓋骨脱臼にかかりやすく、ミニチュアダックスフンドであれば椎間板ヘルニア、チワワであれば先天性疾患として水頭症やてんかんが挙げられます。

どのような病気・ケガが起こりやすいのか把握することで、加入する際に何が補償対象になっているべきか把握することができます。

3)かかりやすい病気はどこまでの補償が必要か考える

犬種ごとにかかりやすい病気を把握し保険加入していても、その病気が補償対象でなければ意味がありません。補償対象外になりやすい病気・ケガは、膝蓋骨脱臼、歯科治療(乳歯遺残、歯肉炎、不正咬合、歯石除去など)、椎間板ヘルニア、異物誤飲など。こうした病気になどにかかりやすい犬種には補償対象となる保険を選びましょう。
犬種ごとにかかりやすい病気を把握したら、その病気が補償対象なのか確認し加入候補を絞りましょう。

かかりやすい病気が比較的治りやすいものが多いようであれば、通院が補償対象となる保険を選び、難治性の病気や重い病気が多いのであれば、入院・手術の補償がなければなりません。

また、免責金額が1万円を超える免責の場合は、低額になりがちな通院の費用が補償対象にならない可能性がありますので注意が必要です。
次年度以降に特定の病気に対して追加される免責もあり、こうした特定疾病不担保特約を持っている保険会社に関しては注意が必要です。
現在、更改時の特定疾病不担保特約を持ってるのは、日本アニマル倶楽部、アクサダイレクト、ガーデン少額短期保険です。

4)保険料を平均寿命まで払い続けれるか考える

犬の平均寿命は犬種ごとに違い、体が大きければ寿命が短い傾向にあり小型だと長い傾向があります。一般的に下記のようになっています。

超小型犬・小型犬(チワワ・トイプードル他)   13.8歳〜14.2歳
中型犬(柴犬・ビーグル)            13.6歳
大型犬・超大型犬(ラブラドール・レトリーバー他)10.6歳〜12.5歳

詳しくは犬の寿命は30年で2倍に!犬種ごとの寿命と平均寿命が延びた理由をご参照ください

前述したとおり、犬の場合、犬種ごとに様々な病気・ケガが起こり、発症する年齢も様々です。さらにどんなに健康であっても年齢を重ねれば病気にかかる事もあります。
そのため保険は継続することを念頭に置き、気に入った保険が生涯でどのくらいかかるのか確認しましょう。

若年時は保険料が安くても少しずつ上がるため、一生の間では少なくとも30万程度の保険料がかかるでしょう。この金額が支払困難な保険料であるならば、補償を抑えた保険を検討しましょう。

保険料が高くなり解約した場合、加入期間中に大きな傷病にかかってしまっていると、他の保険へ乗り換えることが出来ないからです。

そうしたトラブルを起こさないために、年齢が進んでも続けられるか保険料を詳しく調べておくことをおすすめします。

例えば、加入したい保険がフルカバータイプで保険料が予算オーバーの場合、比較検討し補償を抑えたフルカバータイプにするよりは、診療費用が高くかかる可能性がある手術の補償が大きい保険を選ぶ方が経済的なこともあります。

フルカバータイプで補償される通院治療については、期間が長くかかる可能性がありますが、一回一回は低額です。

通院と比較し手術に関しては、一回の金額が数十万~百万円と高額になる可能性があるため、家計に対してのインパクトが大きいためです。

■犬の保険の選び方・比較方法まとめ

・加入最終年齢は充分なのか検討しましょう。終身保険がベスト。

・犬種ごとになりやすい病気・ケガを把握し、補償対象になるか確認しましょう

・保険料を払い続けられるかよく確認し、加入し続けるのが難しい保険料水準であれば、補償を抑えた保険も検討しましょう。

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